人気ブログランキング | 話題のタグを見る

図書館とパンと少しのワイン。

「天国でまた会おう」  ピエール・ルメートル/著 平岡敦/訳

「天国でまた会おう」  ピエール・ルメートル/著 平岡敦/訳_e0240426_19223624.jpgデータ
書名                   天国でまた会おう
著者名           ピエール・ルメートル/著 平岡敦/訳
出版社                   東京 早川書房
出版年月                  2015.10
価格                       3200円
ページ数                     582p
蔵書数                        2冊
現在の予約人数                  22人            
予約日                    2015年11月7日

「その女アレックス 」をブログにアップした直後に予約したようです…。自分にとって「昨年のイチバンの余韻本」は打ちのめされたような疲れを感じる読後感でした…。 ミステリ初心者の自分には少々刺激が強かったと思いつつも、その作者の新刊に「苦痛を伴う読書」をまた懲りもせず期待していたのかもしれません。。。(笑)

読み始めると「ん…?」と違和感が…。
この本、犯人も刑事も登場しないのです。。。(笑)
いつもどおり「予備知識なし」での読書は、予想外の展開を見せるのですが600p近い厚い本にもかかわらず、途中で疲れることなく最後まで読まされてしまいました。 フランス最高の文学賞受賞とありますが難解な部分もなく、翻訳も巧みです。 舞台はヨーロッパですが日本の小説を読むようにスムーズに読めるのです。
読後の余韻も自分好みの「もやもや感」で満足な読書になりました(笑)

余談です。。。
作中、主人公の1人が「仮面」をかぶる場面があるのですが、そこを読んでいて、どうしても映像イメージが浮かんでくるのです…。 デザインも質感も作中の描写とはまったくかけ離れてはいるのですけれど、ナゼか思い出されてしまうのです……。 その仮面が「コレ」です…(笑)






by mm762c | 2016-02-03 20:10 | 読書 | Comments(0)
<< 「あかね空」  山本一力 本日のランチ。  簡単?ポトフ! >>